血糖測定値に関する安全性情報

測定器の種類により血糖値が高値を示す可能性があります。

弊社腹膜透析液「エクストラニール腹膜透析液」をご使用の患者様におかれましては、特定の血糖測定方法により測定結果に影響を与えることがあります。
必ず、ブドウ糖以外に交差反応を示さない血糖測定器と試験紙をご使用くださいますようお願い申し上げます。これらの方法は医療機関の検査室にて一般的な血糖測定方法です。 「ブドウ糖以外に交差反応を示さない」とは、マルトースやその他の糖類の干渉を受けない測定器もしくは試験紙を指します。エクストラニール(イコデキストリン)腹膜透析液の使用により、血中のマルトースが上昇するので、その干渉を受けない測定器および試験紙を使用する必要があります。
補酵素としてピロロキノリンキノンを使用したグルコース脱水素酵素法(GDH-PQQ)、もしくはglucose-dye-oxidoreductase 法を使用している血糖測定器および試験紙は使用しないでください。また、補酵素としてフラビンアデニンジヌクレオチドを使用したグルコース脱水素酵素法(GDH-FAD)による一部の血糖測定器および試験紙にも、使用できないものがあります。これらの測定方法を用いた場合、マルトースの干渉により、エクストラニール(イコデキストリン)腹膜透析液を使用している患者様において血糖値が実際よりも高い値を示す可能性があります。誤った高血糖値を示すことにより、低血糖症を見逃してしまう、また高血糖症の誤診を下し、患者様の生死にかかわる状況に陥る危険性があります。 血糖値を測定するためにどの血糖測定方法を使用しているか判定するためには、血糖測定器および試験紙両方の確認が必要です。疑問がある場合には、血糖測定器および試験紙メーカーに使用している血糖測定方法をお問い合わせください。 エクストラニール(イコデキストリン)腹膜透析液、血糖測定器および試験紙の重要情報については、以下のリンクをご覧ください。また、血糖測定器メーカーおよびエクストラニール(イコデキストリン)腹膜透析液との製品適合性に関する詳しい情報については、以下のその他のリンク先にある“各国での血糖測定器一覧”情報をご参照ください。

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